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父の店舗を手伝ってきた分はどうなる?

      2017/01/09

昨年、父が亡くなりました。遺産は、父が3年前に購入した店舗兼自宅(時価2000万円)だけです。相続人は私(長男)と弟(次男)と妹(長女)ですが、その店舗兼自宅には誰も住まないので、これを売って代金を3人の兄弟で分けるつもりです。私は、給料をほぼもらわずに20年間にわたって父の店舗を手伝ってきました。父が店舗兼自宅を買えたのも私の働きがあったからだと思いますが、この点は遺産分割するにあたって、何も考慮されないのでしょうか。

この場合、あなたが20年間働いて財産の形成に寄与した分は、「寄与分」として考慮されます。

「寄与分」とは、相続人の中に、被相続人の財産の維持又は増加について特別の貢献をした者がいる場合に、他の相続人との間の衡平を図るため、その貢献した相続人に対して相続分以上の財産を取得させる制度をいいます。それでは「寄与分」はどうやって決めるのでしょうか。

通常は、まず協議することになるでしょう。相続人全員で協議を行い、寄与分を決定することになります。
相続人で協議しても寄与分の金額が決められなかった場合、家庭裁判所に調停の申し立てをします。調停でも決まらなければ、審判によって決められることになります。

あなたが20年間手伝ってきたことが、いくらと評価されるかは、様々な事情を考慮して決められることになります。

それでは、あなたが20年間手伝ってきたこと、つまり「寄与分」が、仮に800万円と決まったとして、ご相談のケースで実際の各自の取り分を計算してみます。

まず、相続財産の総額から、あなたの寄与分である800万円を差し引きます。

2000万円-800万円=1200万円
 次に、これをきょうだい3人で平等に分けます。
1200万円×1/3=400万円。これが各相続人の取り分です。
そして、あなたは800万円分寄与していますから、これを戻します。
400万円+800万円=1200万円。これがあなたの取り分となります。
ですので、店舗兼住宅の売却代金2000万円のうち、あなたは1200万円、残りの2人のきょうだいはそれぞれ400万円ずつもらうことになります。

このように、寄与分については専門的な知識や経験が欠かせません。くわしいことは沖縄弁護士会にご相談ください。

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