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遺産分割の話し合いがまとまる前に預金が引き出せる?

   

現在、3年前に亡くなった母の遺産について、父親ときょうだいで遺産分割調停をしております。私は生活が苦しく、先日、少しだけでも母の預金を引き出せないか銀行に行ったところ、「遺産分割がまとめるまでは引き出せない」と言われました。しかし、最近になって、法律が変わり、遺産分割の話し合いがまとまる前に預金が引き出せるということを聞きました。それは本当でしょうか?また、私は預金を引き出せるのでしょうか。
(遺産分割前の払戻し制度の新設等 (新民法909条の2)

A はい。本当です。
平成28年に出た最高裁判所の判決により、相続人は、遺産分割が終了しない限り、原則として被相続人(ご質問のケースではお母様)の預貯金の払戻しを受けることはできないとされていました。しかし、民法の改正により、遺産分割前でも、一定額までは、金融機関から払戻しを受けることができる制度が創設されました。
具体的には、相続開始時(被相続人が亡くなったとき)の預貯金額の3分の1に、相続人の法定相続分を乗じた額(ただし、150万円が上限額)については、金融機関に対し、遺産分割協議前でも払戻しを求めることができるようになりました。そして、この払戻しを求めることができる金額の上限は、金融機関ごとに決まります。
払戻しを受けるためには、預貯金のある金融機関に対し、相続人であることが分かる書類等を提出する必要があります。詳しくは各金融機関にお問い合わせください。
なお、このようにして預貯金の払戻しを受けた場合、遺産分割においては、相続財産の一部を既に取得したものとみなされることになります。したがって、払戻しを受けた金額が、ご自分の具体的相続分を超えた場合には、その清算が必要になります。遺産分割調停中であれば、払戻しを受けたことを家庭裁判所に報告する必要があると考えられますので、ご留意ください。
この制度は,2019年(令和元年)7月1日からスタートしています。

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